コピーライティングの基礎基本!本能を刺激して感情を動かす
コピーライティングとは、単に「文章を書く」ことではありません。それは、読む人の心を動かし、行動へとつなげるための強力なツールです。
インターネットを使ったビジネスの成功において、テキストが果たす役割は非常に大きく、どんなコンテンツであっても、その基盤には常に「書く力」が求められます。
動画時代だと言われる今日でも、魅力的なシナリオなくして成功はありません。だからこそ、コピーライティングはビジネスにおいて欠かせないスキルなのです。
コピーライティングとは
コピーライティングとはテキストを使った販促活動全般を指します。
一般的には「売れる書き方」なんて紹介されるのかもしれませんが、ブログ記事、LP制作、セールスレター、コンテンツ制作、動画の台本、YouTubeのサムネイルなど幅広い分野で活用&応用が効きます。
よく考えて欲しいのですがインターネットでビジネスをやるという事はテキストを使うことになります。
動画の時代だ!という意見もありますが、動画には台本や企画書があり、結局はテキストなのです。良い作品はシナリオが面白いわけですからね。
つまりテキスト、コピーライティングを使いこなすことがビジネスで成果を出すために最も重要なスキルとなるのです。
コピーライティングと一般的な文章との違い
一般的な文章と違いコピーライティングは、心理学、行動経済学、脳科学などを使った文章テクニックです。
一般的な文章は情報を正しく伝える為の作法ですが、コピーライティングはビジネス的な結果を出すために必要とされます。
ビジネスの現場では、クリック率、誘導率、申込み率など数字をあげる為にあらゆる施策が必要でコピーライティングなどの技術・スキルを使うのです。
たった1%を上げるだけで売上が2倍になる!?
1%上がったくらいで大したことないだろと思うかもしれませんが、これは凄いことです。
1日に100アクセスがあり申込みが1件:申し込み率が1%:月に30件
1日に100アクセスがあり申込みが2件:申し込み率が2%:月に60件
たった1%上げるだけでも売上が2倍になってしまうのです。
これがコピーライティングの力。
売るではなく行動してもらう
ただコピーライティングの技術を使っても「売ろう」という気持ちが前面に出すぎると、売り込み感が強くなり結果的に売れなくなる。
「売る」ではなく、「行動してもらう」という考えが最も重要です。
ちなみに人間は感情が動くと行動します。自分の人生を思い出しても感情論で行動してしまった経験は多いにあるでしょう。
人は感情で決定を下し、理論で正当化する生き物。
つまり感情を刺激する文章術が求められるのです。
ベネフィット
感情を刺激すると言いましたが、具体的な方法について説明します。
それはベネフィットを訴求しましょう。ベネフィットとはメリット中のメリットをベネフィットと言います。
恐らくピンとこないと思うので例を紹介します。
美容サプリの場合、ビタミンCなどの美容成分はメリットです。
美しくなって気になっているあの人を振り向かせたい!これがベネフィットです。
要はこの美容サプリを使ったら「どうなるの?」これを訴求できないとダメなのですよね。
商品やサービスを紹介する時に一番最初に考えるのが、どんなベネフィットがあるのかを考えます。
コピーライティングにおいて最も重要で最も基礎部分になるので必ず覚えておいてください。
LF8:本能に訴えかける!人間の根本的な欲求
人間には脳にプログラミングされている根本的な欲求が8つあると言われています。
それはLF8(ライフフォースエイト)と呼ばれているモノです。
1:生き残り、人生を楽しみたい、長生きしたい
2:食べ物、飲み物を味わいたい
3:恐怖、痛み、危険を免れる
4:性的に交わりたい
5:快適に暮らしたい
6:他人に勝り、世の中に後れを取りたくない
7:愛する人を気遣いたい、守りたい
8:社会的に認められたい(承認)
このLF8はとても強力で本能に訴えることで理性で分かっていても「ついつい反応」してしまいます。
例えば恐怖を感じた時に衝動でセキュリティーグッズを買ってしまった・・・みたいな経験は想像できるのではないでしょうか?
文章を書く時だけでなく、ビジネスとしてもLF8の要素が入っていることが重要ですし、LF8に結びつけることも大事です。
またLF8の要素を複数、可能であれば全て手に入るとオファーを強くすることができます。
単純に考えてみてLF8が全て手に入るのなら、そんな商品を欲しいですよね。
LF8を元に「断れないオファー」を考えて用意しておきましょう。
リサーチをする
コピーライティングと言っても心理的なテクニック全てで乗り切るのは無理です。
大前提として商品やサービスなどに詳しいことが大事です。徹底的に調べ上げ理論武装していきましょう。
最低限としてはそのジャンルの参考書的な本を3冊ほど読み、全くの初心者にもしっかり説明できるくらいの知識量は必要です。
それと自分自身がその商品やサービスを体験していることもかなり重要です。
例えば「脱毛クリーム」を販売するのであれば、脱毛サロンに通ってみたり、自分自身が顧客になってみると具体的な文章が書ける様になるでしょう。
文章がリアルで具体的だと説得力が生まれ読み手に信頼されることができます。
ターゲットを決める
いざ文章を書く時は誰向けに書くのか?ターゲット選定が必要です。
例えば、コンテンツビジネスを最近知った初心者向けに始め方を書くのであれば、1から10細かく教える必要があります。
コンテンツビジネスで月収10万円は達成している中級者向けに書くのであれば、1から10まで細かく説明されると退屈になってしまい離脱します。
なので文章の冒頭で誰向けに書いているのかを説明すると読み手と意思疎通ができます。
ペルソナを設定する
ターゲットとは30代の男性で副業に興味がある→ここからたった一人を選ぶのがペルソナです。
ペルソナの設定の仕方に関しては、文章を書く毎に設定するのではなく、コンセプトを作ったタイミングで行います。
なのでコンセプトで作ったペルソナを想定して書いていきましょう。
コピーライティング:文章の書き方
ワンメッセージ・ワンアウトカム
文章を書き進めていくと熱量から伝えたいことが多くなってしまうケースがあります。
そこで1つの記事、1つの主張、1つの答えとなる様に複雑にせずシンプルに書きましょう。
ワンセンテンスを長くしすぎない
1文が長くしすぎない様にしてください。
1対1を想定しあなたを使いましょう。
漢字、ひらがな、カタカナをバランスよく使いましょう。漢字は多くない方がいいですし、正しいけど難しい漢字も出来るだけつかわない方がいい。
です。ます。が3回連続にならない様にする。
重要なメッセージは繰り返し伝える。文章を言い回しを変えて伝える。
reason whyを徹底する
文章には必ず主張が存在しますよね。
その主張に対して読み手が抱く疑問や質問に先回りして回答していきましょう。
具体的に書く
3ヶ月で月収100万円ではなく、
やり始めて87日目にして月収103万2,702円を達成して銀行口座に振り込まれていた。
この様により具体的に生々しく書くことでリアルな表現ができる。
構成を考える
文章を書く前に必ず構成を考えましょう。
具体的には文章の見出しを先に考えること、またどの順番で伝えたら分かりやすいか、理解しやすいかを考えましょう。
この様にマインドマップに起こしてみるのもオススメです。
書いたら音読してみて、違和感のある文章は修正しましょう。
デザイン・装飾
アートは自己表現・デザインは他者満足。コピーライティングにおいてアートは不要です。
分かりやすく綺麗なデザインを目指しましょう。
基本はシンプル、カラフルにしすぎない。白地に黒文字が基本。
イメージ画像や図解なども積極的に使う
全てを文章で伝える必要はない。
画像や図解の方が分かりやすいのなら使うべきです。
装飾
また文字だけだと読むことにストレスを感じるので装飾も行いましょう。
ただ装飾に関してルールが多いと複雑になってしまうので多くの色を入れすぎない様にしましょう。
重要な文字に赤文字、黄色マーカー。
四角を使う
四角で囲ったりするのも見やすくなります。箇条書きを四角で囲うのもオススメです。
改行・空白
文字量が多くなったら改行や空白も使いバランスを整えてください。
スマホチェック
PCだけでなくスマホでも確認しましょう。
PCで見栄えが良くてもスマホだと見にくいケースは結構多いので、注意が必要です。
最後に
今回はコピーライティングの基礎基本について説明しました。
ただコピーライティングは頭で理解出来ても使いこなせないと意味ありません。
ブログ記事、セールスレター、動画の原稿など日々のコンテンツ製作に約立ててください。
また作ってコンテンツの反応をみて修正や改善をしていきましょう。